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水平器の知識

水平器の知識

気泡管とは?

水平測定基準線と平行な管内径軸芯を必要な半径の球面(太鼓型)に仕上げ、
適当な大きさの気泡を残して液体を封入したものであり、
ケースの内側または表面に標線を描いておいて、気泡の位置の目測に便を与えています。
気泡が水平度に応じてその内面を移動し、気泡が中心にきたときに水平を示します。
特徴としては、一方向の水平度や傾きを知るのに便利です。

標線数 形状 特徴 気泡管
2本線 標線と標線の中央に気泡があることで水平を示します。
4本線 一番内側の標線と標線の中央に気泡があることで水平を示します。内側の標線と外側の標線のピッチは、2mmであり水平器の感度を測定するときの目安にしたり、一般的にはある程度の勾配をつけるときの目安として利用されます。
5本線 一番間隔の広い標線間に気泡があることで水平を示します。また、各表示の標線の端面に気泡が接したときに表示の勾配を示します。
6本線 一番内側の標線と標線の中央に気泡があることで水平を示します。気泡が内側から2本目の標線に達したときに、1/100勾配(1分勾配)を示し、気泡が内側から3本目の標線に達したときに2/100勾配(2分勾配)を示します。

気泡管の感度

感度とは、JISZ8103 の定義では、「ある計測器が測定量の変化に感じる度合い。
すなわち、ある測定量において、指示量の変化の測定量の変化に対する比。」と定義されています。

気泡管の精度

精度とは、JISZ8103の定義では、「ある計測器が表す値又は測定結果の正確さ(偏りの小さい程度)と
精密さ(ばらつきの小さい程度)を含めた総合的な良さ。」と定義されています。

測定値±精度(測定結果の正確さと精密さによる総合誤差)の中に測定目的の真の値(設計値)が含まれます。